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2008年10月26日 [モスクワ攻防戦]

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今日は朝から国際通信社さんにお邪魔して、中黒さん・鹿内さんと「コマンドいちねいせい」さんの4人でゲーム三昧の一日を過ごしました。午前中は中黒さん・鹿内さんとコマンド記事用の「モスクワ対談」を行いましたが、中黒さんの「モスクワ'41」と私の「モスクワ攻防戦」、そしてタイ・ボンバの「ドライブ・オン・モスクワ」の3ゲームに関する鹿内さんの論評や、中黒さんと私のゲームにおける相違点と共通点に関する分析、モスクワ戦というテーマ特有の問題点と各デザイナーそれぞれの対処法など、私にとっても刺激の多い論点で盛り上がりました。個々のゲームを、それぞれのゲームに適した視点から、より深く楽しむ上での参考になれば幸いです。

対談の後、鹿内さんはいちねんせいさんと「ドイツ装甲軍団」の「スモレンスク」をプレイされ、私は中黒さんのインストで、前々から気になっていた「コンフリクト・オブ・ヒーローズ」を数回プレイしました。「スモレンスク」の顛末は、いちねんせいさんのブログに書かれると思いますが、なかなかに緊迫感のある対戦でした。噂の「コンフリ」は、ドイツ系?ヨーロッパ人のデザイン(クレジットに並ぶ名前から判断した推測ですが)ということもあってか、アメリカ製の戦術級ゲームとは少し違った、新鮮なデザイン手法を感じました。戦車の設計思想には、それぞれの国の国民性や価値観(問題解決の方法論)が色濃く反映されるものですが、フランスのゲーム雑誌「Vae Victis(敗者の悲哀)」の付録ゲームと併せて、戦術級ゲームデザインの国民性という視点からの比較評論というのも面白そうです(どなたかコマンド誌で書かれませんか?)。

その後、帰京される鹿内さんと夕方に駅でお別れして、中黒さん、いちねんせいさんと難波に行き、美味しい鶏肉を肴にお酒を飲みながら、シミュレーション・ゲームやその周辺、そして国際通信社での業務の話などで盛り上がりました。いちねんせいさんのシミュレーション・ゲームに関する知識や理解は、(失礼ながら)私の想像していた以上に深く広くて、ゲームデザインの背景にある思想やゲームシステムの方法論(テーマとシステムの親和性)などの「本質的」あるいは「抽象的」な話題にも、私の知っているベテランゲーマーと遜色ないくらいにご自分の「意見」や「認識」を持っておられたのが印象的でした。

ブログの文面はわざとソフトに書かれているようですが、シミュレーション・ゲーム雑誌の編集者という仕事に、楽しみつつもしっかりとしたプロ意識をお持ちだとお見受けしたので、次回からは「いちねんせいさん」じゃなく、きちんと「淺田さん」とお名前で呼ばないとだめですね。中黒さんの現場復帰も含め、今後の同誌の展開が楽しみです。
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コメント 2

桂木

CMJとSAのコラボとは、誰も予想しなかったイベントカードですね~(笑)。12月発売のCMJが今からたのしみです。「いちねんせい」さんについての意外な内幕話もなかなかおもしろい・・・巷でブームの「コンフリクト~」は価格がもう少し下がれば買おうかと思ってますが、昨今の円高で今がチャンスかな?
by 桂木 (2008-10-28 10:14) 

Mas-Yamazaki

桂木さま: コメントありがとうございます。対談企画を最初にうかがった時には、私も驚きました(笑)が、中黒さんとメールでやりとりするうちに、昔のことがいろいろと思い出されました。昔、というのは、私が国際通信社さんに在籍していた時のこともありますが、それよりもコマンド・マガジン日本版とシックス・アングルズの両誌がほぼ同時に創刊した時期(1994年)の記憶がリアルに蘇ってきました。

あの頃、シックス・アングルズは名実共に「同人誌」でした(コマンド創刊号に1ページの広告を載せてもらいましたが、いかにも素人臭い雰囲気が・笑)が、コマンドさんはもう少しプロフェッショナルな媒体で、当時はまだ電話や手紙でのやりとりでしたが、中黒さんの「今までのゲーム雑誌(タクテクスやシミュレイター)とは全然違うスタイルで、おもしろいシミュレーション・ゲーム雑誌を作りたい」という熱意はひしひしと伝わってきました。ここしばらく、社内の業務としては、コマンド関連からは遠ざかっていたとのことですが、現場に復帰された現在もおそらく創刊当時と同じように、今までの流れをきちんと意識しつつも、個々の方法論が的確かどうかを先入観なく判断しながら、誌面のリニューアルと活性化を図られるのだろうと、私は予想しています。

中黒さんのブログにもありましたが、私の最初のデザイン「バルバロッサの場合」を発表した時(1989年)に中黒さんも同テーマの「モスクワ電撃戦」を(対照的なアプローチで)発表されていたり、振り返ってみるとゲーム業界での我々の足跡は要所要所で交差していたり接近していたりして、なかなか面白いですね。
by Mas-Yamazaki (2008-10-29 13:07) 

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