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2010年6月4日 [その他(ウォーゲーム関係)]

つい最近、新しいゲームを2個購入しました。今日は、そのゲームの話題です。

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1つめは、ゲームジャーナル誌第35号『激闘! グデーリアン装甲軍』。ご存知の方も多いかと思いますが、米国MMP社の『A Victory Denied』の日本版であるこのゲームは、かつて同誌第4号附録として出版された『激闘! マンシュタイン軍集団』と、ほぼ同一のシステムを使用しています。米国MMP社から出版された後者の英語版『A Victory Lost』は、チャールズ・S・ロバーツ賞三部門受章をはじめ、数々のゲーム賞を獲得した傑作です。

ちなみに『激闘! グデーリアン装甲軍』のデザイナーは、元システムの『激闘! マンシュタイン軍集団』を作られたGJの中村さんではなく、MMP社のアダム・スタークウェザー氏です。この人とは、シックス・アングルズ第9号附録『ウォー・フォー・ザ・マザーランド』の英語版『Red Star Rising』を制作する際、何度もメールのやりとりをしましたが、非常に誠実かつ実務能力の高い人物で、私はかなり好感を持っています。

私が今回『激闘! グデーリアン装甲軍』を購入したのは、現在製作中のゲーム『ベアズ・クロウ』の「スモレンスク」と、ゲーム化している時期と地域が一部重なっている上、手順にチットを使うというシステムも似ているので、先行他社製品を少し研究してみようと思ったからでした。そして、実際に手に入れてみると、本誌の記事が非常に充実していて、ゲーム本体をプレイする前に、いろいろと有益な刺激や情報を得ることができました。

附録ゲームの突っ込んだリプレイ記事と、プレイヤーズ・ノート、デザイナーズ・ノート、日本版での修正点とその理由などの解説に加えて、YSGAの山内さんによる「グデーリアン装甲集団テーマ」のゲーム6点についての要点を突いた評論や、堀場さんらベテランゲーマーによる座談会形式での各ゲームの長所・短所の指摘などは、新作として「スモレンスク会戦」のゲームを制作途中のデザイナーにとっては、たいへんありがたい、示唆に富んだ記事でした。

stalinswar1.JPG

もう1つは、GMT社の『Stalin's War』。あのテッド・レイサー氏が、独ソ戦のキャンペーンをどのように捉え、補給や戦略目標、戦争中の両軍の質の変化といった問題をどういうシステムで表現しようとしているのかに、興味を惹かれました。まだルールをざっと一読しただけですが、レイサー氏いわく「実際の独ソ戦より長い時間をかけて」デザインしたとのことで、あちこちに「なるほど」と思える処理が施されているようです。

stalinswar2.JPG

例えば、ドイツ軍(枢軸軍)の兵站限界を、最初から地図上に明記してあり、そこから先(コーカサス地方など)に進むと、補給上のペナルティが生じる形となっています。また、保持している油田の数によって、手持ちカードの上限が変動したり、ユニットが「大規模部隊(ドイツ軍の軍、ソ連軍の方面軍)」と「小規模部隊(ドイツ軍の軍団、ソ連軍の軍)」に分かれていて(ユニットそのものの大きさも違う)、戦力値が同じ「3」であっても、ファイアパワーで戦闘を解決する時の効果(敵に損害を与える形式)が違うなど、実際のプレイではどんな効果が得られるのか、好奇心をかき立てられます。

ざっくりとした形で全体を定義し、細かな変動要素はカードでカバーするという手法のようですが、一度誰かが対戦しているところを(ルールブック片手に)観戦してみたいと思いました。

ちなみに、今月末に予定している2010年第1回の「隠(なばり)ゲームクラブ」のお題は、GMT社の『Barbarossa: Army Group Center』の「スモレンスク」シナリオです。年初の計画では、今年は(シックス・アングルズ製品以外の)ゲームプレイに力を入れる年にするはずでしたが、4月から地元の住宅地の自治会長と、その広域組織の書記、そして関連の一般社団法人の理事などを1年間務めることになってしまい、一か月に8日ほどの貴重な土日(石田さん、KMTさんの都合に合わせる必要がある)の半分が、それらの会合で埋まってしまうので、ゲームプレイ集中計画はあっけなく崩壊(というか来年に延期)してしまいました。

年内に可能かどうかは不明ですが、『ベアズ・クロウ』の「スモレンスク」を完成させる前に、この『激闘! グデーリアン装甲軍』を実際にプレイして、個々のルールの効果を自分で確かめたいと思っています。
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