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2011年10月21日 [その他(ウォーゲーム関係)]

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昨日、シックス・アングルズ別冊第8号『東方への突撃』プレオーダー分を発送しました。今回は、SPI社製品のようなブランドのネームバリューは期待できないため、多少心配でしたが、注文件数で134件、冊数では140冊と、まずまずの結果となりました。ご注文くださった方、どうもありがとうございます。店頭発売は10月25日(火)となりますので、まだの方はぜひご検討ください。

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さて、2011年も残り2か月ちょっととなりましたが、シックス・アングルズ方面の事業に関して、今後の方針を少し表明してみようと思います。

【1】 将来における「商品値下げ」の中止について

まず、シックス・アングルズの今後の販売戦略についてですが、現在発売中の別冊第7号『ウエストウォール』と、新刊の別冊第8号『東方への突撃』、および今後発売するシックス・アングルズ製品については、仮に将来在庫が残っても、半額に値下げすることはしないと決定しました。

先日、第9号から第13号と別冊第4号について、売れ残りの商品を半額に値下げしましたが、これは停止状態にある在庫が動いてくれること(そして保管場所のスペースを縮小すること)を期待した決断でした。しかし、実際には値下げ後も大きく売れ行きが増えることはなく、値下げによる流動性の確保という目的は達成できなかったように見えます。

また、長年にわたりプレオーダーや予約購入の形で事業を支えて下さったお客さんからも「突然値下げになったのを見て悲しかった」というご意見がメールで何通も寄せられたり(プレオーダーのご予約メールに付記されるなど)、ゲーマーの会話で「シックス・アングルズは値下げになるまで待とう(買うのを控えよう)」という声を聞いたことがあり、セールス全体としては決して良い決断ではなかったかもしれない、と思い始めています。

実際のところ、半額にしても動かない商品というのは、要するに「部数を作りすぎた」ということであり、今後はなるべく印刷部数を絞りつつ、安売りはしない方針でやっていこうと思います。いかにも素人臭いバタバタした方針転換で、特に小売店の皆様には多大なご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありません。なお、既に半額となっている製品については、今後もそのまま半額での販売を継続します。

【2】 小型ゲームの発行について

現在進めておりますシックス・アングルズの出版事業と平行して、あまり部数が望めないミニゲームを、DTPゲームの形式で発行することを検討中です。単価が安い上、生産部数が少ないミニゲームの場合、打ち抜き駒などは採算がとれないため、一番コストとリスクを低く抑えられる、多品種少量生産の形で、過去に自分がデザインしたゲームを出そうと思いました。

第一弾として考えているのは、『タクテクス』誌のゲームコンテスト入選作として同誌の第65号に掲載された『バルバロッサの場合』と、シックス・アングルズ第7号付録の『ゼーロフ&キュストリン』の2作です。この後、『キエフ攻防戦』(タクテクス誌第75号付録)、『フォン・マンシュタイン』(SSシリーズ「ハリコフ攻防戦」の原盤、地図はA3サイズ)、『いちばん長い日』(シックス・アングルズ別冊『激闘ノルマンディ』におまけで付けたオリジナルの上陸作戦ミニゲーム)などを考えており、また新たに新作としてマイナーテーマのゲームを作ることも検討中です。

コンポーネントの体裁は、ルールは表裏の両面コピー(モノクロ)、マップはA3サイズのカラーコピーまたはカラープリンタによる出力、ユニットはラベル用紙にインクジェットプリンタで印刷、表紙は少し分厚い写真用紙にプリンタで印刷、それにジップロックの袋という形で、価格は本体1800円くらいを想定しています。

ただ、実際のところ、日本のシミュレーション・ゲーマーの間でのDTPゲームの売れ行きというのは、よくわからない部分もあります。いつもお世話になっている小売店様にご意見をうかがってみたところ、「ユニットが打ち抜きであるかないかによって、米国産DTPゲームの日本での売れ行きが大きく違う」というご指摘が複数あり、「それだったらミニゲームを複数個セットにして、今までと同様に打ち抜き駒付きで出す方がよいのではないか」とのご提案もいただきました。確かに、それも一案である気がします。

このミニゲームの出版形式については、もう少し検討してから、具体的な計画を立てたいと思います。本ブログでも、ご意見を募集しますので、よろしければ皆さんのご要望もお聞かせください。よろしくお願いします。

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【追記】

シックス・アングルズ第13号『ツィタデレ: クルスクの決戦』の残り在庫部数が、20冊となりました。また、別冊第4号『砂漠のキツネ』の残り在庫部数も、あと55冊となっております。どちらも増刷の予定はありませんので、購入をご検討されている方は、お早めにどうぞ。

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出戻り2008

キエフ攻防戦は、何らかの形で復活させて頂きたいと思っていたゲームでしたので、DTPゲーム化の予定は非常に嬉しいです。

DTPゲームのユニット自作に関しては、以前Vae Victis誌のアウステルリッツを購入した際に行った事が在るのですが、厚紙とスプレー糊、ラウンドカッターを使用する方法で行うと案外簡単でした(予約購入の場合だけでも良いのですが、ラベル用紙でなくA4の写真用紙に印刷したカウンターを選択できるオプションが在ると非常に有り難いです。)。個人的にはユニットよりもマップの紙の質がどうなるのかの方が気にかかります。

私の場合、アウステルリッツのゲームをプレイしたくてたまらなかった → GMT社のトライアンフ&グローリーが入手できなかった → 仕方なくVae Victisに手を出すした、と言う事でDTPゲームを購入する事に成ったのですが、そんな事が無ければDTPゲームに手を伸ばす事は無かったと思います。

在庫問題を解決する為には完全な家内制手工業が可能なDTPゲームなのでしょうが、抜き打ちカウンターを採用すれば購入する際の敷居が低くなるだけでなく、コピー商品の流通を防ぐ効果も成る様な気もします。

折角個人出版の道を選択為されたのですから、出版部数の制約を受けずに“自分で世に送り出したいモノ”を商品化する手段がDTPゲームであるなら、一度試みに商品化してしまわれたら良いのでは無いでしょうか(販売部数の制約から断念されているゲームが在るのでしたら、ぜひそうして頂きたいと思います)。
by 出戻り2008 (2011-10-22 15:10) 

Mas-Yamazaki

出戻り2008さま:コメントありがとうございます。『キエフ攻防戦』は、現在制作中の『ベアズ・クロウ』の一作「キエフ=ウマーニ」と、テーマ的に少しダブってしまう面がありますが、今でも評価していただけて嬉しいです。これらのゲームをどのような形で出すのがベストかという問題については、情報をさらに集めながら、もう少し検討してみるつもりです。DTPゲームの場合に、厚手の写真用紙に駒を印刷するというのは、良いアイデアですね。
by Mas-Yamazaki (2011-10-28 01:21) 

作戦級の僕

こんにちは。「バルバロッサの場合」再版楽しみです。自分は厚紙ダイカットの駒付きが希望です。何度も遊ぶゲームだととりわけ耐久性が気になります。以前自作したユニットの紙が変なふうに剥がれて遊べなくなり、それ以来ユニット自作式のDTPゲームは敬遠しています。それに自作だとアントライドユニットを全部同じように作るのは大変でしょう。
by 作戦級の僕 (2011-10-29 14:20) 

Mas-Yamazaki

作戦級の僕さま:コメントありがとうございます。確かに、ユニットを自作する方式は作る人の「技術」や「慣れ」によって仕上がりが違ってくる場合があり、見栄えや耐久性などにも影響が出ると思われます。

旧作ゲームの復刻については、厚紙打ち抜きの方がニーズがあるような気がしていますが、新作として作るマイナーテーマのミニゲーム(1967年のエルサレム攻防戦とか、1941年の仮想戦でウラジオストク攻防戦など)は、まずDTPで出してプレイヤーの評判を見てから、好評なのを厚紙打ち抜き仕様で出し直すという方式もアリかと思います。実際、リチャード・バーグ氏はDTPで出したゲームを、後にリファインしてGMTゲームズから厚紙打ち抜き駒付きでいくつも出し直しています。
by Mas-Yamazaki (2011-11-02 21:39) 

未知なるカダス

はじめまして。
小型ゲームについては、非常に興味があります。
あくまで、個人の意見ではありますが、1980年代後半にSPIにはまり、
最近(もう40代)になって出戻った身としては、フルサイズマップの
ゲームは、時間の制約、セットアップの手間などで、少し重いのです。

そのため、最近の購入品は、ビッグゲームかSPIのクワドリになって
います。
(当然、ウェストウォールは購入させていただきました。ベアズクロウも
 期待して待っています。)

ビッグゲームは完全にコレクションで、プレイする気は殆ど無く、ルールを
読んで、ユニットの戦闘力を眺めて、脳内で戦闘した気になったら、
興奮しながら片付けてしまいます。

実際に(ソロ)プレイできるのは、クワドリサイズが精一杯です。
結構、こういう人は多いのではないかと思っていました。

理由のひとつが、このブログで紹介されていました、C3iのNo25です。
C3i No25は、クロノノーツさんのHPでも殆ど品切れで私も購入
できませんでした。

ですが、正直ラビリンスというゲームが、そんなに話題になっているとは
思えず、むしろ、付録のモスクワ攻防戦が原因ではないかと考えていました。
(まあ、私だけかも。ただ、オークションにもゲーム抜きのC3i No25が
出品されていたり)

たとえば、私個人の場合になりますが、価格よりもプレイするかどうかで
購入を決めるので、安くてもフルマップのゲームは購入意欲がわかず、
クワドリサイズなら少し高くても購入意欲が沸いてきます。

この様に、小型ゲームには、結構需要があるのではないかと思っていました。

テーマに関しても、C3iの例から無理にマイナーに振らずとも、メジャー
テーマで今まで無かった小型ゲームというもので、十分需要があると
感じます。
(同人時代のSixAnglesのザポロジュというのも、小型ゲームでしょうか? ちょっと気になっています)

なお、DTPの是非については、シミュレーションゲームには、コレクション
の側面があり、旧SPIに需要があるのもその為と考えます。
そうなると、DTP版はどうしてもコレクション性に劣りますので、やや高くても打ち抜きユニットは必要だと感じます。

特に、この業界が成長期であれば、低価格で裾野を広げる商品は必要ですが、成熟し、むしろ縮小均衡の市場なので、低価格よりも、
ある程度の質(所有感)と、購入意欲(実際にプレイできる手軽さ)を、
両立させる方向も必要ではないかと考えます。

以上、個人の意見を色々書いてしまいましたが、あまり時間の取れない
ソロプレイヤーにとって、小型ゲームは非常に期待するものがあります。
よろしく、ご検討ください。

by 未知なるカダス (2011-11-04 21:20) 

きむ

おひさしぶりです。
TAC誌付録ゲーム等の再販のお話嬉しいです。
バルバロッサの場合は、打ち抜きカウンターを購入してプレイした記憶が・・。

尤も、west wallと東方への突撃が資金難から未購入なので、まずそれを先に・・です(汗)。。。。


by きむ (2011-11-08 15:46) 

佐久間弥平

私も小型(ハーフ)ゲーム歓迎派です! 机の上に置いたままにしておけるのが大きい。会社から帰ってきて今日は1ターンだけ、いや2ターンだけ、という感じでプレイできるのが有り難いです。最近は「WestWall」のアルンヘムを継続中。バンド・オブ・ブラザーズ苦戦中です。
by 佐久間弥平 (2011-11-08 19:36) 

をーげーまー

小型ゲーム、いいですね。
65号では使用していなかった駒を全部使う「バルバロッサの場合 完全版」が欲しいです。
できれば、ソ連側マップはロシア文字+日本語だと大喜び。
「キエフ攻防戦」は別売りカウンターも持ってますが、よりキレイなコンポーネントでプレイしたいです。

どんな商品でもそうですが特に山崎作品は(シミュレーションゲームはみんなそうか)欲しい人は買うしそれほどでもない人は買わない、という商品だと思いますので、DTPゲームでも大歓迎なのですが、私のように買おうと思っている人はいいとして、「売れる」かどうか(迷っている人、「それほどでもない」人に買わせることができるか)を考えると想定されている価格はちょっと厳しいのではないか、と思います。
このあたりの価格であればカウンター用のシール(ラベル用紙のシールならば)は(作成に失敗したときの為に)2枚入り、マップはできるだけ丈夫な紙に印刷、であれば普通に買いたいなと私は思います。
やはり耐久性はどうしても気になってしまいますので…。

DTPゲームは出そうと思った時に低リスクで気軽に出せるのがいいですね。採算がとれないということで発売を諦められるよりはずっと良いです。
それで売れそうなものだけを後で厚紙打ち抜き版で限定販売するのも賛成です。
by をーげーまー (2011-11-11 22:20) 

Mas-Yamazaki

未知なるカダスさま、きむさま、佐久間弥平さま、をーげーまーさま: コメントならびに貴重なご提案の数々ありがとうございます。購買者の方からの商品に関する生のご意見は、野戦指揮官にとっての「前線からの情報」と同様、本当にありがたいです。

「質(所有感)と購入意欲(実際にプレイできる手軽さ)の両立」というのは、私のような個人出版事業者にとって最も堅実な道だと思いますし、今回のミニゲーム出版についても、その路線で行くべきという認識を新たにしています。私自身、これは手放したくないと思うゲームは今でも数十個手元に残しており、買って下さった方にそんな風に思っていただけるような、愛着の湧く製品づくりを心がけていくつもりです。
by Mas-Yamazaki (2011-11-14 23:49) 

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