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2012年3月17日 [ベアズ・クロウ(熊の爪)]

シックス・アングルズ第14号『ベアズ・クロウ』のプレオーダー発送まで、あと数日となりました。今日、おまけで付けるソ連軍の資料を大量にコピーしてきました。左が書類の表、右が裏ですが、スキャンした画像をA3版で並べてモノクロコピーしています。

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これは、1942年10月、ということはヴォルガ川沿岸のスターリングラードでは市街戦が真っ盛りの頃ですが、戦線の反対翼側に位置する北西方面軍の第6航空軍において、ボリス・ヤコヴレヴィチ・ディネールという第6航空軍の政治将校を「中佐に昇進させる」人事書類(資格審査証明書)です。

ロシア語に堪能なケン先生の助けをお借りしつつ、文書の内容を確かめてみたところ、ユダヤ系の家庭に生まれたボリス・ディネールは、13歳の時(ロシア内戦中の1920年)に共産党郡支部の伝令を務め、孤児院で過ごした後、17歳で金属旋盤工として工場で働き始めました。その後、1928年6月に正式な共産党員となり、1929年から31年まで赤軍で勤務し、いったん除隊した後、再び軍に復帰して、1932年4月には航空機関士(アヴィアモトリスト)となりました。

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1933年に軍の速成講座と政治委員の教育を受け、1934年9月から政治将校(ポリトルーク)として勤務、空軍所属で大粛清を生き延び、大祖国戦争直前の1940年にはソ=フィン戦争(「白色フィンランドとの戦争」)で赤星勲章を受賞しました。1941年6月の独ソ開戦と共に、航空隊の上級指導員として北西方面軍の政治指導部に属し、航空部隊付政治将校として活躍したようです。

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書類の裏面には、北西方面軍司令官セミョン・ティモシェンコ元帥をはじめとする高官の「承認」を示す直筆サインが入っています(上の紫色の署名がティモシェンコ)。独ソ開戦以来、主要な戦域で「総軍司令官」を務めたティモシェンコですが、この年の7月に「南西総軍」司令官を罷免され、重要度の低い北西方面軍司令官へと「格下げ」されていました。

政治将校ボリス・ディネールが、その後どのような人生を歩んだのか、無事に戦争を生き延びることができたのかどうかを知ることはできませんが、確かにあの戦争を生きた一人の人物について、想像力をかき立ててくれる文書ではあります。


プレオーダーは、店頭発売日前日の3月24日まで募集いたします。

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シックス・アングルズ第14号
ベアズ・クロウ
3月20日プレオーダー発送予定
3月25日店頭発売予定

限定600部
小売価格 5460円(本体5200円)
プレオーダー価格 4935円(本体4700円)


シックス・アングルズ第14号の内容紹介ページ
※マップやユニット、チャート類の見本をご覧いただけます。
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