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2014年5月11日 [騎士鉄十字章]

今日はいくつか告知です。

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まず、学研パブリッシング刊『歴史群像』誌最新号(2014年6月号、第125号)が発売されました。私の担当記事「勃発! 第一次世界大戦」では、ドイツ帝国の皇帝(カイザー)ヴィルヘルム二世の思惑と同国の動員/戦争計画を中心に、この戦争の開戦経緯を解説しています。

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20世紀初頭のバルカン情勢とオーストリア=ハンガリー帝国の関係から開戦経緯を解説した前号の担当記事「第一次世界大戦への道」と、今号のドイツ帝国皇帝と同国軍の戦争計画から開戦経緯に光を当てた「勃発! 第一次世界大戦」を併せて読めば、この戦争が起きた背景を大筋で理解できると思います。

今年は第一次世界大戦の開戦(1914年)から数えて、ちょうど100年目に当たりますが、現在の国際情勢を観察すると、100年前のヨーロッパと類似する構図が世界中のあちこちに存在している気がします(特に東アジアとウクライナで)。それゆえ、今こそ「第一次世界大戦の背景と全体像」を見直し、莫大な人命の損失と引き換えに後世へと残された知見から学ぶべき時期なのではないか、と考えています。第一次世界大戦と聞くと、単なるマニア向けの「古くさい戦史」のようなイメージがあるかと思いますが、上記の記事二本を通しでお読みいただければ、実は現在にも通じる問題を数多く含んだ、現代の我々と決して無縁とは言えない出来事だったことを理解していただけるかと思います。

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上は第一次世界大戦勃発時のドイツ皇帝(カイザー)ヴィルヘルムII世の肖像を使った同時代のポストカード。

ちなみに『歴史群像』誌次号(7月発売)担当記事は、1942年8月のディエップ上陸作戦です。本文の記事に加えて、カラーページでは先日現地の上陸海岸で撮ってきた地形の写真や、収集した各種情報を基に戦場の現況をリポート。欧州取材旅行の成果第一弾です。詳細なカラーの戦況図も制作する予定です。関心のある方は、ぜひ楽しみにしていてください。


2つ目の告知ですが、シックス・アングルズ製品の在庫状況について。別冊第8号『東方への突撃(Sturm Nach Osten)』の残り在庫が、20冊となりました。別冊第7号『ウエストウォール(West Wall)』は、残り45冊です。また、完全日本語ルール付きで販売しておりますエクスキャリバー社の『バトル・フォー・スターリングラード(Battle for Stalingrad)』は、ボックス版の残りが5個となりました。ジップロック版は、完売しました。

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別冊第8号『東方への突撃(Sturm Nach Osten)』製品ページ

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別冊第7号『ウエストウォール(West Wall)』製品ページ

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『バトル・フォー・スターリングラード(Battle for Stalingrad)』製品関連ページ

いずれも、完売後の再販や追加販売はしませんので、購入を検討されている方はお早めに。


そして3つ目の告知は、シックス・アングルズの次回出版製品についてです。この夏頃を目標に、シックス・アングルズとしては初となるボックス仕様のゲームを発売する計画を進めています。

製品のタイトルは『騎士鉄十字章(Knight's Cross of Iron)』(仮題)で、シックス・アングルズ第10号『パウルス第6軍』と、第13号『ツィタデレ:クルスクの決戦』を、ひとつのボックスに収録した「2-in-1」のパッケージです。どちらも好評のうちに完売した製品ですが、その後も購入希望の問い合わせをいただいており、何かの形で復活させられないかと考えていました。

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第10号『パウルス第6軍』製品ページ

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第13号『ツィタデレ:クルスクの決戦』製品ページ

今回のボックス版は、駒シートのみ台湾で印刷し、ボックスとルール、チャート、マップは以前に長く印刷をお願いしていた九州の会社で印刷と製造を行う予定です。発売後に確認された正誤表を反映させるほか、『パウルス第6軍』はユニットとマップの色調を少しマイルドにし、『ツィタデレ:クルスクの決戦』は両軍の戦車ユニットをシルエットではなく線画イラストで表現したものに変更します。

予価は10,000円+税で、500個の限定生産となります。近々、プレオーダーの募集告知を開始する予定ですので、こちらも関心のある方は、ぜひ楽しみにしていてください。
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コメント 4

香取市の住人

楽しみです。
でも駒シートも以前の印刷会社の方が仕上がりが綺麗だと思います。
以前インスタントコーヒーの「おまけ」に、限定でコーヒーカップがついていました。「こだわる日本人のためにデザインしました」という旨の説明が書かれていました。試しに買ってみる「取っ手の持ち味」「唇に当たる縁の感触」「容量」「デザイン」すべて最高で、翌日全色買いに行ってしまったことがあります。
日本人がこだわりすぎ?
by 香取市の住人 (2014-07-07 06:55) 

Mas-Yamazaki

香取市の住人さま:コメントありがとうございます。駒シートの品質については、私も以前のが好きなのですが、製作をお願いしていた東京の業者さんがなくなってしまい、そこに継続して発注することが不可能になってしまいました。特殊な仕様なので、一から金型を作るとなると、国内の業者では膨大なコストがかかることが判明したため、やむを得ず駒シートは台湾で製作する形式としました。

台湾には年内にまた行く予定で、印刷会社の人は皆まじめで誠実な人ばかりなので、少しずつこちらの要望を伝えて、クオリティをアップしていけたら、と考えています。ということで、今しばらく状況を見守っていただければ幸いです。
by Mas-Yamazaki (2014-07-19 22:46) 

香取市の住人

 「コスト」以外にも色々な事情があるのですね・・・。
 これも違う業種の話になってしまうのですが、いつも食べに行っていた地元の手打ち蕎麦屋が、高齢で体調を崩し後継者もおらず店を閉めてしまいました。値段の折り合いもついて味も満足がいく別の蕎麦屋を見つけたのですが、そこもしばらくして高齢のため手打ちが続けられなくなり、業者の麺を使うようになりお客さんが減ってしまいました。
 製品が届くまでには、どんな業種も後継者問題や為替相場など色々な事を乗り越えているのですね。
 お体に気をつけて作品を作り続けてください。

by 香取市の住人 (2014-07-20 19:18) 

Mas-Yamazaki

香取市の住人さま:コメントありがとうございます。私も、気に入ってよく通っていたお店が、ご主人が高齢のために店じまいしてしまい、残念に思ったことが何度もありました。

シックス・アングルズは、創刊から20年を迎えることができましたが、今後も自分なりにベストを尽くして、良い製品を提供できるよう努力いたします。
by Mas-Yamazaki (2014-08-16 23:41) 

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