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2015年1月19日 [その他(雑感・私生活など)]

先週と今週は、『歴史群像』誌次号担当記事「イスラム国の誕生」執筆と、そのための各種資料読み込み作業を続ける日々を送っていますが、朝から晩まで「イスラム国」と向き合っていると、さすがに尋常で無いレベルで気が滅入ります。ということで、昨日の日曜はオフ日として、久しぶりに大阪へ出掛けてきました。

まず、梅田の「テアトル梅田」で映画『ガガーリン』を鑑賞。この作品は、2013年のロシア映画ですが、1961年4月に人類初の宇宙飛行を成し遂げたユーリー・ガガーリンの伝記作品です。

ガガーリン.png

(画像は公式サイトより)

昨年観た映画『ラッシュ』と同様、この作品も、私にとっては特別な思い入れのある内容で、公開を楽しみにしていました。1970年代のF1も、ガガーリンの宇宙飛行も、10代の頃に本や雑誌記事を繰り返し読んで、頭の中でイメージを膨らませていた題材でしたが、それを(多少のエンターテイメント的な脚色を織り込みつつ)リアルな形で再現した映画を観ると、感動の度合いもさらにアップします。全体の流れを大筋で知っていても、やはり最後に無事帰還するシーンは、感情が揺さぶられてグッとこみ上げてくるものがありました。

映画『ガガーリン』はまた、久々に観る「新作のソ連映画」という感じで、ソ連時代独特の雰囲気をたっぷり味わえました。「ソ連映画」と聞くと、堅苦しい政治宣伝や芝居がかった嘘くさいスローガンなど、つまらないプロパガンダ映画を想像する方もおられるかと思いますが、実際には様々な社会問題と正面から向き合い、葛藤や絶望・希望を真摯に描いた作品も多く、随所に上質のユーモアが散りばめられていて、西側でも「名作」と評される完成度の高い作品がたくさんありました(『モスクワは涙を信じない』などが代表的)。この作品でも、緊迫したシーンの合間、絶妙のタイミングで挟まれるユーモアがいい味を出しています。ちなみに、ソ連宇宙開発の技術面での総責任者セルゲイ・コロリョフが、すごくカッコ良く描かれています(笑)。



ただし、ソ連政府は「国家的英雄」が事故で死ぬことを恐れて、彼を二度と宇宙飛行には参加させませんでした。ガガーリン氏は、笑顔であちこちの国(日本を含む)を訪れていますが、政治宣伝の広告塔という役割は、また宇宙に飛びたいと願う本人には相当なストレスだったろうと思います。こうした事情もあってか、彼はやがて政府から疎まれるようになり、若くして不慮の事故で命を落とすことになります。


阪急梅田駅.png

阪急梅田駅。

その後、阪急電車に乗って武庫之荘へ移動し、「DDR PLANET」さんにお邪魔。ここは、大手新聞などでも紹介され話題になった『共産主婦』(社会評論社)の著者・イスクラさんが経営されている東欧雑貨のお店で、以前は尼崎で営業されていました。旧東ドイツものをはじめ、第二次大戦後の東欧諸国で作られた各種雑貨がメインですが、それ以前の古いアイテムもあり、丁寧に探すと歴史研究の役に立ちそうな資料が見つかることもあります。

DDR1.png


DDR4.png

お店のサイト(ブログ) 



オリックス劇場.png

夜は、四つ橋のオリックス劇場で、須藤元気さん率いる「ワールド・オーダー」のライブを鑑賞。前から9列目、左斜め45度くらいの位置で観ましたが、昨年のZepp大阪よりもステージが低いのでより見やすいと感じました(特に「インペリアリズム」の冒頭、ブロンズ像が回転するような動き)。生で観ると、ダンスの切れ味の鋭さがビシビシと伝わってきます。



ちなみに前回のZepp大阪では、ほぼ同じくらいの列で、反対側の右斜め45度くらいの位置で観ました。「ワールド・オーダー」のMVは、基本的に正面からの撮影ですが、斜めから観ると「後ろで仕事している人」の動きがよくわかって面白い(「2012」の長〜い手とか)。あと背景の映像もすごく良い感じに仕上がっていて、時々それに見入ってしまい、メンバーのパフォーマンスから視線が外れてしまいました。



ワールド・オーダー」のそれぞれの楽曲は、受け手側が「深読み」できるスタイルになっていることもあり、今回のライブでも私なりに様々な「メッセージ」を受け取りました。また、MV作品やパフォーマンスの随所に、独特のユーモアを盛り込んであるのも彼らの魅力の一つで、磨き上げられた鋼のようなダンスが醸し出す「緊張感」を適度に和らげる「甘味料」のような効果が絶妙です。

今後のスケジュールは、明日(1月20日)はZepp名古屋、2月2日にはZepp東京で、それぞれ公演が行われる模様です。興味のある方にはぜひ、「生」で彼らのパフォーマンスを目の当たりにされることをお薦めします。



ということで、昨日は大満足の一日でした。今日からはまた「イスラム国」漬けの日々ですが、エネルギーは充電したので、良い記事に仕上げるようベストを尽くします。


御堂筋.png

電飾で飾られた御堂筋の並木。


 
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