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2016年7月17日 [その他(戦史研究関係)]

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先日告知しました新刊『日本会議 戦前回帰への情念』(集英社新書)が、7月15日に発売されました。上は、今日の朝日新聞朝刊三面に掲載された広告です。

同テーマの先行著作との相違点は、組織や人脈だけでなく、彼らの政治的主張が日本の歴史上どんな文脈に位置しているのか、彼らの活動によって現実の日本の政治や社会が、どんな方向へ変化しつつあるのかにも重点を置いていることです。

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「日本会議を眺める私の視点は『戦史・紛争史研究』の範疇にあるもので、自分が生きる現代の日本が、かつて戦乱の中で自国民を必要以上に多く死なせた社会に回帰するのではないかという懸念は、本書を書き進める上での大きな動機でもありました」(『日本会議 戦前回帰への情念』あとがきより抜粋)


日本会議と戦史研究がどう結びつくのか? といぶかる人もおられるかと思いますが、私の本や原稿を読まれた方はご存知の通り、戦争や紛争の前段階として、当該国の政治状況や国民の思考が少しずつ変化する経過にも光を当てています。今の日本の政治状況には、戦争や紛争に向かった国との類似点がいくつもあります。

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また、広告のコピーにもあるように、本文では「安倍首相と日本会議はなぜ天皇のお言葉を無視するのか」にも触れていますが、それを裏付ける問題が、予想外のタイミングと形式で出てきました。「天皇の生前退位」という問題についての安倍首相や日本会議の反応が、今後どのようなものになるか、本書の中にヒントがあるかもしれません。

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それから、私も筆者の一人として寄稿しています、内田樹さん編のアンソロジー本『転換期を生きるきみたちへ』(晶文社)も、昨日(7月16日)発売されました。

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私の担当原稿は「『国を愛する』ってなんだろう?」というタイトルで、愛国の話だけでなく、政治権力者が「国」という概念をどんな風に利用するのかという事例もわかりやすく説明しています。

まえがきで編者兼筆者の内田樹さんが書かれているように、この本に収録されている原稿は、個別テーマも文体も視点も千差万別で、バラエティに富んでいるのが面白いです。白井聡さんや想田和弘さん、平川克美さんの原稿もあります。こちらも、お薦めです。

転換期3s.jpg



 
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