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2012年2月6日 [モスクワ攻防戦]

今日はシックス・アングルズ第11号『モスクワ攻防戦』の話題です。このゲームは、2008年8月に出版した作品ですが、発売後のゲーマーの反応を見ると、ゲームバランスに問題があり、ドイツ軍が有利な展開になることが多いようです。

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昨年12月、このゲームのプレイテスターの一人である山根さんから、ルールの修正を提案されたのをきっかけに、山根さんと2人で全体的な洗い直しの作業を年越しで行ってきましたが、ようやく最終的な改訂案がまとまりました。読者の方からご指摘のあった「グロスドイッチュラント」の部隊規模(前回の記事のコメント欄を参照)と、前々から気になっていたドイツ軍第1騎兵師団の撤退についても、修正してあります。

今回の変更箇所は、以下の8項目です。ダウンロード可能なA4版の「正誤表その2」と「訂正ユニット」のPDFと共に、ホームページの『モスクワ攻防戦』のページでも告知しています。1)から3)については、2009年2月に発表した「正誤表その1」を参照してください。

『モスクワ攻防戦』正誤表その2
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4)ユニットの訂正 
  ドイツ軍の「グロスドイッチュラント」自動車化歩兵ユニットは、旅団ではなく連隊規模です。訂正ユニットは、シックス・アングルズ第14号に収録されますが、下記でPDF画像をダウンロードできます。
モスクワ攻防戦 訂正ユニット

モスブログ用GD.jpg

5)騎兵師団の撤退 
  ドイツ軍第1騎兵師団は、本国で第24装甲師団へ改編されるために、1941年10月末に前線から引き抜かれました。これをゲームに反映させるため、次のルールを追加します。

10.3 騎兵師団の撤退
10.31 ドイツ軍プレイヤーは、第3ターンの終了時に、地図上から第1騎兵師団のユニットを取り除きます。補給切れ状態や敵ZOC内にいてもかまいません。こうして除去された第1騎兵師団のユニットは、全滅したとは見なされません。
  もし、既に第1騎兵師団のユニットが全滅しているなら、代わりのユニットを取り除く必要はありませんが、その場合は全滅ユニットとして、ソ連軍の勝利得点の対象となります(12.0項の5を参照)。

6)航空支援ポイントの変更 
  第4ターンにソ連軍プレイヤーが得られる航空支援ポイントの数は、ゼロではなく「1」です。

7)初期配置の変更 
  ソ連軍の初期配置ユニットの配置ヘクスを、以下のように変更してください。

  0611 の戦車を 0612 に
  0814 の戦車を 1015 に
  0714 の狙撃兵を 0813 に
  0715 の狙撃兵を 1017 に
  0905 の狙撃兵を 1108 に
  0908 の狙撃兵を 1111 に

8)部隊規模説明の追加 
  2.21項の説明文中、部隊規模記号の説明が1つ抜けていました。III = 連隊です。

9)工場から登場するソ連軍増援の補給状態
  8.62項に、以下の文章を追加します。「工場からソ連軍の地図端補給源までの後方補給線が設定できない状況であれば、登場(復帰)する狙撃兵ユニットは自動的に『補給切れ状態』となります。」

10)ドイツ軍の補給の追加制限 
  第12号掲載の冬季反攻シナリオ用ルール14.51項を、7.15項として、標準ルールに組み込みます。

7.15 補給切れとなっているドイツ軍ユニットのうち、同一の軍に所属する補給ユニットまで、8ヘクス以内の補給線を設定可能であれば、補給切れの状態が重なっても「孤立」状態にはならず、「補給切れ」の状態でいることができます。この場合、補給ユニットから自軍の地図端補給源までの後方連絡線は、遮断されていてもかまいません。

11)ソ連軍空挺ユニットの降下制限 
  第12号掲載の冬季反攻シナリオ用ルール14.33項で「地図に印刷された『開始線』より西側のヘクスには配置できません」という制限を「地図に印刷された『開始線』より西側のヘクスおよびそこから5ヘクス以内のヘクスには配置できません」に変更します。これ以外の制限は、そのまま適用されます。

これらの修正により、『モスクワ攻防戦』の問題点は全て解消できたのではないかと思います。新作の『ベアズ・クロウ』と共通するルールも多い(戦闘結果表は共通です)兄弟ゲームということもあり、お持ちの方はぜひ追加修正を適用したバージョンで、プレイしてみてください。
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2010年12月17日 [モスクワ攻防戦]

いよいよ本格的な冬の到来という感じの気候になってきましたが、私は今週も単行本の地図づくりに励んでいます。その作業の関係で、書庫の資料を探していたところ、個人的に大変懐かしいものが本の間から出てきました。

moscow1.JPG


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これは何でしょうか?

部隊名だけ見てテーマを言い当てられた方は、真の「東部戦線マニア」です(笑)。実はこれ、私が大昔にデザインしていた、モスクワ戦ゲームの試作品ユニットシートです。まだパソコンを導入する以前の作品で、ワープロで打ち出した数値と兵科ボックスのラベルシートを切り貼りし、ピグマという極細サインペンで部隊名や兵科記号などを書き込んでいます。カウンターシートは、ジ・ゲーマーズ社が当時販売していたものを使用しました。

テーマは、1941年9月末から1942年1月末までのモスクワ攻防戦で、マップはフルサイズのものを2枚使用するはずでした。このテーマについては、シックス・アングルズ第11号の『モスクワ攻防戦』で、表現意図は具現化してしまったので、このモスクワ戦のビッグゲームは完全にお蔵入りとなりました。ただ、こういうのはやっぱり思い入れがあって捨てられないので、今でもいくつか「作りかけゲーム」が書庫のあちこちに眠っています。

こういう日の目を見なかったゲームたちも、いずれきちんと整理して、何か具体的な「形」として残せないものか、と思案中です。

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2009年2月25日 [モスクワ攻防戦]

シックス・アングルズ第12号「モスクワ攻防戦」の正誤表を、PDFで公開しました。実質的な影響はほとんどないと思われる、細かい誤表記の訂正と、追加のQ&Aが5つのみで、ゲームの根幹にかかわる重大な訂正などはありません。

http://www.mas-yamazaki.net/moscow_errata_2009_2_24.pdf

モスクワ攻防戦製品01.JPG



ところで、テレビのニュース番組は相変わらず前財務大臣の醜態に関する報道を「娯楽のネタ」として続けていますが、政府や官僚と報道記者の癒着という、より重大な問題について正面から報じているテレビ局は皆無のようです。議員や公務員が「海外視察」と称して税金を私的な享楽のために浪費するのを監視し、納税者に知らしめるのが彼らの仕事のはずですが、彼らもその受益者の中に取り込まれてしまっているのでは、告発などできるはずもありません。新聞もテレビも単なる「社員の年収が高い一企業」になってしまい、プロフェッショナルな「ジャーナリスト」は、もう社内から放逐されてしまったのでしょうか。


なぜ飲酒の事実を隠したのか? 納得がいかない中川大臣辞任の理由
http://diamond.jp/series/uesugi/10066/

コンパニオン記者に関する二つの疑惑と読売記者の2年前の記事
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-27.html

政官と癒着して税金で遊興するマスコミ - 読売新聞の説明責任
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-28.html



「世界中に恥を晒した」として、前大臣は一人で批判の石つぶてを連日浴び続けていますが、彼一人が大臣、ないし議員を辞職すれば一件落着という性質の問題であったのかどうか。ネット上に流れる情報ももちろん玉石混交ですが、とりあえず「新聞とテレビが没落してゆく理由」が透けて見えるような出来事だったのは確かです。社員が商品を真面目に作らなくなったら、その会社は必ず潰れます。「ネットの隆盛」というのは、新聞やテレビの没落を招いた「原因」ではなく「結果」であって、その結果の背景にある真の「原因」は自らの行動、つまり新聞やテレビ番組という「商品の品質劣化」にある、ということに、社会的責任の大きな新聞社やテレビ局の方々には早く気づいていただきたいものです。
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2008年11月1日 [モスクワ攻防戦]

今日は石田さんと「モスクワ攻防戦」冬季戦シナリオの仕上げテストを行いました。ターン数が少ないショートシナリオと言いつつ、わずかな見落としが戦線崩壊につながるため慎重にプレイを進める必要があり、結局1ターンに1時間、6ターンで6時間という、ずっしり重いバリアント・シナリオになりました。

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ドイツ軍は基本的に防戦一方の展開ですが、ZOCのないKGユニットや補給ユニット(危機的な局面では思い切って攻勢補給での反撃も必要)を含め、地図上の一兵たりとも無駄にせず、手持ち兵力の全てをフルに使い切って重要目標ヘクス4個以上を保持する(3個で引き分け、2個以下ならソ連軍の勝利)という、緊張感の途切れないプレイを両軍とも最後まで楽しめるシナリオに仕上がったと思います(標準シナリオの後半部分と共通する部分はもちろんありますが、プレイ後の印象は別のゲームに近いです)。

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いろいろと試行錯誤を繰り返した空挺旅団とパルチザンのユニット/マーカーも、何のために入っているか意味不明なほどには存在が軽くなく、それでいて「空挺降下のサイコロ1発でゲームが崩壊した」というほどの影響力は持たせないよう、スパイスのさじ加減を調節するのに難儀しましたが、最終的には納得のいくシンプルなルールにまとまりました(石田さん、ありがとうございます&おつかれさまでした)。

冬追加ユニット見本.jpg

来週は、シックス・アングルズの作業は少しお休みして、学研さんの歴史群像誌の記事「キング牧師」と、来年出る文庫本の執筆を中心に仕事を進めます。今年もあと2か月を残すのみとなりましたが、年明けまでは昨年同様、宇宙ステーション勤務のような仕事三昧の缶詰生活が続きそうです。
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2008年10月26日 [モスクワ攻防戦]

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今日は朝から国際通信社さんにお邪魔して、中黒さん・鹿内さんと「コマンドいちねいせい」さんの4人でゲーム三昧の一日を過ごしました。午前中は中黒さん・鹿内さんとコマンド記事用の「モスクワ対談」を行いましたが、中黒さんの「モスクワ'41」と私の「モスクワ攻防戦」、そしてタイ・ボンバの「ドライブ・オン・モスクワ」の3ゲームに関する鹿内さんの論評や、中黒さんと私のゲームにおける相違点と共通点に関する分析、モスクワ戦というテーマ特有の問題点と各デザイナーそれぞれの対処法など、私にとっても刺激の多い論点で盛り上がりました。個々のゲームを、それぞれのゲームに適した視点から、より深く楽しむ上での参考になれば幸いです。

対談の後、鹿内さんはいちねんせいさんと「ドイツ装甲軍団」の「スモレンスク」をプレイされ、私は中黒さんのインストで、前々から気になっていた「コンフリクト・オブ・ヒーローズ」を数回プレイしました。「スモレンスク」の顛末は、いちねんせいさんのブログに書かれると思いますが、なかなかに緊迫感のある対戦でした。噂の「コンフリ」は、ドイツ系?ヨーロッパ人のデザイン(クレジットに並ぶ名前から判断した推測ですが)ということもあってか、アメリカ製の戦術級ゲームとは少し違った、新鮮なデザイン手法を感じました。戦車の設計思想には、それぞれの国の国民性や価値観(問題解決の方法論)が色濃く反映されるものですが、フランスのゲーム雑誌「Vae Victis(敗者の悲哀)」の付録ゲームと併せて、戦術級ゲームデザインの国民性という視点からの比較評論というのも面白そうです(どなたかコマンド誌で書かれませんか?)。

その後、帰京される鹿内さんと夕方に駅でお別れして、中黒さん、いちねんせいさんと難波に行き、美味しい鶏肉を肴にお酒を飲みながら、シミュレーション・ゲームやその周辺、そして国際通信社での業務の話などで盛り上がりました。いちねんせいさんのシミュレーション・ゲームに関する知識や理解は、(失礼ながら)私の想像していた以上に深く広くて、ゲームデザインの背景にある思想やゲームシステムの方法論(テーマとシステムの親和性)などの「本質的」あるいは「抽象的」な話題にも、私の知っているベテランゲーマーと遜色ないくらいにご自分の「意見」や「認識」を持っておられたのが印象的でした。

ブログの文面はわざとソフトに書かれているようですが、シミュレーション・ゲーム雑誌の編集者という仕事に、楽しみつつもしっかりとしたプロ意識をお持ちだとお見受けしたので、次回からは「いちねんせいさん」じゃなく、きちんと「淺田さん」とお名前で呼ばないとだめですね。中黒さんの現場復帰も含め、今後の同誌の展開が楽しみです。
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2008年10月25日 [モスクワ攻防戦]

シックス・アングルズ第12号に収録予定の「モスクワ攻防戦」冬季反攻シナリオのテスト報告です。いろいろと「裏技」的な手法も検証しながらテストを重ねましたが、ソ連軍は「一見潤沢に見えて、実は限りのある部隊を、的確な場所に集中的に投入して敵戦線の突破を図る」、ドイツ軍は「綱渡りのような防御手腕を発揮して、戦線の崩壊を食い止めつつ、1942年春以降の作戦に備えて占領地の保持を図る」という、両軍の問題点をプレイヤーが(苦労しつつ)楽しめる内容に仕上がってきたと思います。

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独ソ両プレイヤーに与える「課題」について、もう少し詳しく述べると、ソ連軍プレイヤーは「攻勢重点の決定と兵力の集中(第7ターン)」「各区域ごとのドイツ側戦略(2線による後退防御なのか、スタックによる拠点防御なのか)の見極めとそれに応じた特殊兵力(浸透移動可能な親衛騎兵軍団、2ヘクスの戦闘後前進を行えるスキー部隊マーカー、敵最前線に大きな打撃を与えられるカチューシャ砲に加えて、第11ターンに登場する空挺旅団とパルチザンマーカーなど)の投入箇所・タイミングの決定(第8ターン以降)」「限られた増援および再編復帰ユニットの投入正面の決定(第8ターン以降)」など、ある程度先を見越した形で、無駄のない兵力配分による攻勢を開始する必要があります(兵力配備に無駄があると、必要な場所ですぐに攻撃力不足に直面します)。対するドイツ軍プレイヤーもまた、「各軍ごとの兵力配分の決定(初期配置時)」「各軍ごとの担当区域の決定(第7ターン)」「各区域ごとの本格的撤退開始のタイミング決定(第8ターン以降)」と、難しい決断を次々と下さなくてはなりません。そして、不運と不手際が重なって戦線が突破され、1個軍ないしそれ以上の部隊が包囲される危機に直面した時には、なけなしの補給ユニット(該当軍に2個以上ある場合の1個)を消費して集中的な反撃を敢行し、突出したソ連軍部隊の撃退を図るという、手持ちの兵力と物資をギリギリまで使い切るような判断力も要求されます。

バランスの微調整を行いつつテストを重ねる中で、感触はだんだんと良くなってきましたが、新たに導入する空挺旅団とパルチザンの効果についての検証も含め、近いうちに再度テストをすることになりました。標準ゲームのスキー部隊マーカーと同様、空挺旅団とパルチザンにも、ゲームを一変させるような過大な効果は持たせず、それでいてピリッとスパイス的な役割を担うように調整します。

下の写真は、戦線を突破してきたソ連軍戦車部隊に「喰われる」ドイツ軍補給ユニット2個。ご存知の方もおられるかと思いますが、本ゲームの地図より少し北にあるトロペツという街をドイツ北方軍集団から奪回したソ連軍狙撃兵師団は、ドイツ側がそこに集積していた大量の酒や食べ物を見つけて大喜びし、進撃を停止して「酒盛り宴会」を始めてしまうという、ソ連軍上層部の予期しなかった(笑)出来事が発生していました。それで、本ゲームでも「ドイツ軍の補給ユニットを蹂躙したソ連軍ユニットは、サイの目判定で混乱状態に陥る」というルールを入れようかと思いましたが… 良識ある石田さんに止められました。

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2008年10月24日 [モスクワ攻防戦]

つい先日、アマゾンで本を検索していたところ、私が「モスクワ攻防戦」の制作とヒストリカル・ノート執筆で参考にした文献の一つである、Rodric Braithwaite著「MOSCOW 1941」の邦訳が、今年の8月に刊行されていたことがわかり、さっそく購入してみました。右が原著、左が邦訳です。

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ロドリク・ブレースウェート著 川上洸訳
「モスクワ攻防 1941: 戦時下の都市と住民」
白水社 2008年8月15日発行 本文548ページ 本体3600円+税

著者は1932年生まれのイギリス人(従って当時の空気には触れていない)ですが、冷戦末期には駐ソ大使を経験したこともある、ソ連(ロシア)事情に精通した人物で、モスクワ攻防戦期のソ連側の市民生活や軍人の動きを、非常にきめ細かな筆致で丁寧に描き出しています。1941年10月のモスクワ市内での軍民のパニックをはじめ、市民や兵士の心理が動揺している様子も生々しく(しかし簡潔な文体で)描かれており(ソ連末期に公開された多数の史料・文献資料や多数の聞き取り調査に基づく)、当時のソ連側の雰囲気を知ることのできる貴重な一冊です。また、元軍情報部の一員という著者の経歴による強みか、軍事関係の記述も非常に興味深く、ジューコフが戦時中に女性軍医を愛人として囲っていたこと、そんな自分の行状を棚に上げて「カトゥコフは女にうつつを抜かして軍務をおろそかにしてけしからん」などと批判していたことなど、ソ連軍人の「人間的な側面」がイデオロギー的偏見抜きに述べられているのも、本書の優れている点でしょうか。価格は(おそらく一般の方には)少し高めですが、シックス・アングルズ第11号「モスクワ攻防戦」に続いて、コマンドマガジン日本版でも12月(第84号)と来年2月(第85号)に連続してモスクワ戦の作戦級ゲームが発売される予定ですし、この秋から冬は本書を傍らに置いて、モスクワ戦という大テーマにどっぷり浸ってみるというのも一興かと思います。

私の方も、今週末は連日、頭から足の先まで「モスクワ漬け」になりそうです。土曜は石田さんと「モスクワ攻防戦」冬季反攻シナリオの集中テスト、日曜は朝から国際通信社さんにお邪魔して、中黒さん・鹿内さんとコマンド誌記事用の「モスクワ戦ゲーム」談義を展開する予定です。私が同社を離れたのは1998年(コマンド誌の号数で言うと第22号が最後)なので、ちょうど10年ぶりに国際さんの敷居をまたぐことになりますが、昔大変お世話になったご両人とひさしぶりにお会いできるということで、どんな話題で盛り上がるのかと、今から楽しみです。

ちなみに、今日は対談の予習として、中黒さんデザインの「モスクワ’41」(テスト版)を1人でプレイしていますが、第83号の堀場さんの記事にある「ゲームデザイナーとは監督であり、脚本家であり、演出家でもある」という言葉を、一般ユーザーの方とは少し違った視点から楽しんでいます。自分がデザイン作業でどう処理しようかと悩んだ要素や、泣く泣く割愛した要素(それが何なのかは、対談記事で明らかになると思います)が、鮮やかな手法でシンプルにシステム化されているのを見ると、少し悔しい感情もある反面、新たな創作意欲の刺激にもなります。要点を絞り込んだ(そして純作戦的自由度の高い)、非常にテンポのよいゲームで、発売されたら新たなスタンダードになるのではないでしょうか。
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2008年9月13日 [モスクワ攻防戦]

シックス・アングルズ第11号「モスクワ攻防戦」に関しまして、ひとつ訂正です。プレイ補助シート裏面の「天候の効果」中の「雪」の項目で、「ドイツ軍の行う攻撃およびオーバーランの解決時…」と表記されていますが、ルール5.33項にあります通り、ドイツ軍は天候が「雪」のターンには、オーバーランを実行できません。従って、同項目の「およびオーバーラン」という文面を削除して(または無いものと見なして)ください。入念に校正チェックしたつもりでしたが、記載ミスが残っていましたことをお詫びいたします。

「太平洋戦争」ムックの原稿執筆は、特に難しいアメリカと中国、日米貿易の各テーマをなんとか書き終え(推敲と確認はさらに重ねます)、とりあえず気分的には峠を越えた感じです。メインのドキュメント部分を執筆される瀬戸利春氏と相談・調整しながら、齟齬や重複のないよう作業を進めていますが、全七巻の第一巻ということで、瀬戸氏も気合いが入っているようです。発売は、11月中旬の予定です。引き続き、気を引き締めて執筆に取り組みます。
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2008年9月8日 [モスクワ攻防戦]

シックス・アングルズ第11号「モスクワ攻防戦」の地図欄外の図表に、誤りが見つかりました。フェイズ表示欄の構成ですが、「ソ連軍補給判定フェイズ」と「ソ連軍移動フェイズ」の間に、第7ターン以降は「カチューシャ砲行動フェイズ」の手順が入ります。大変申し訳ありませんが、ルール本文およびプレイ補助シートの手順に従って、プレイしていただければ幸いです。私の不手際をお詫びいたします。

モスクワソ連軍駒.JPG

それから、本誌に掲載しました「マザーランド改造計画」の第1回について、何人かの方からメールでご意見をいただきました。いずれもプレイ経験が豊富な方からのご意見で、特に「モスクワ攻防戦」のプレイテスターである出口さんからは、非常に具体的かつ効果的と思われる変更案をいただきました。

次号の第2回では、第1回の修正を反映したプレイテストを掲載するつもりでしたが、その前に上記の変更案(現行ルールにおける問題点の指摘も含む)を詳しく検討してみようかと考え始めています。出口さんは、おそらく誰よりも「マザーランド」のルールシステムおよびゲーム展開に精通しておられる方で、デザイナーの見落としていた欠点を見抜く能力もお持ちなので、ゲームをより良い方向に磨き上げるという本プロジェクトにとっては強力な援軍だと言えます。

マザー01.JPG

繰り返し書いていますように、本プロジェクトの目的は「マザーランド」というゲームの価値をさらに高めるために、ルールシステムをさらに磨き上げる(そして改訂版ルールを無料公開する)ことを目的としており、完成には時間的制限を設けず、じっくり取り組んでいく予定です。なので、プレイ経験者のご意見は常に歓迎しますので、こうして欲しいというご要望も含めて、ぜひご意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

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2008年9月5日 [モスクワ攻防戦]

9月1日に一斉発送しました第11号「モスクワ攻防戦」ですが、今回は延着が少なからず発生しているようで、昨日から今日にかけて3件、ヤマト運輸に問い合わせの電話を入れました。もし、プレオーダーでご注文いただいたのに、まだ届いていないという方がおられましたら、メールにてご一報ください。ヤマト運輸に確認し、またご自分でも追跡できるよう、メール便の問い合わせ番号をお知らせいたします。

通常、メール便は発送日を含めて3日(遠隔地だと4日)以内に配達されるという約束(ヤマト運輸側の説明)になっており、店頭発売日より遅れることはないはずなのですが、5日経ってもまだ未着というのは、想定外の展開です。店頭発売日より早くお届けするというのが、プレオーダーの特典の1つですので、このような(お約束を反故にする)形になってしまい、大変心苦しく感じています。

個別の荷物の所在が確認され次第、できる限り早急に配達していただくよう、改めてヤマト運輸に要請いたしますので、未着の方はもうしばらくお待ちいただければ幸いです。申し訳ありませんが、なにとぞよろしくお願いいたします。

あと、問い合わせのメールをいただいた中に、以下のようなご質問がありました。

> 差し支えなければ教えて頂きたいのですが、
> 東京神田のとある書店に
> 新作卸さなくなったのでしょうか?
> 見うけないようになりました。
> 売り切れ?
> 大人の事情?

シックス・アングルズ製品に関しましては、私が直接出荷していますボードウォーク様とクロノノーツ・ゲーム様の2社を除き、全てサンセット・ゲームズ様の卸という形で流通しており、卸より先の配送先、つまりどちらの小売店様で商品が売られているのかを、把握することができない状況です。私は、特定の小売店様と喧嘩をした記憶はなく、従って「大人の事情」で商品を取り扱ってもらえないということはないと思います。ただ、流通の過程は複雑なので、特定の小売店様がシックス・アングルズ製品の取り扱いを停止された理由を、発行責任者である私が正確に知ることは、現状ではきわめて難しいです。

なので、もしできましたら、上記の2社以外の小売店様について、シックス・アングルズ商品(新作・旧作を問わず)を現在置いている・置いていないという情報を、メールまたはコメントでお知らせいただけると助かります。今後の参考にさせていただきます。また、新規で取り扱いを希望される小売店様からのご連絡も歓迎いたします。

モスクワ攻防戦製品01.JPG
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